アップデート

情熱を傾けられることで儲かっちゃう

※この文章は、読みやすくするために、上の世代と、下の世代を対比するかたちで記事にしています。

お金(儲ける)は生きていく上で、切っても切り離せない存在だけれど目的が変わってきていました。

 

これまでは、儲けることそのものが正解に近く、

お金を投資して「いかにより多くのお金を生み出すか」が資本主義の象徴でした。

 

でもこれからは、好きなことに熱中しているほど、うまくいきやすくなっていくと思います。

 

どうしてかというと、人々の”欲求”の定義が少しずつ移り変わっていっているからです。

とてもざっくりですが、戦後の日本は何も無いところから、モノづくり超大国として経済的にどんどん豊かになっていったそうです。

 

このときの欲求の正解は、出世してお金を稼ぐという共通の目的がありました。

良い大学に入り、なるべく大企業に就職し、出世するために頑張り、30歳で結婚、ハネムーンはハワイに行き、

車と家を買い、子供が自立したら犬を飼う。これが大衆の欲求の正解だったらしいです。

 

でもいまは、そんな先人たちのおかげで物質的に、必要最低限のものが満たされました。

これ以上、”欲求”がどこを目指して良いかわからない状態になっています。

その目指す先を見失ってしまうような感覚が、恵まれたように思える環境でも、

孤独や憂鬱、自殺などの不幸を招いてしまっているのではないかと思います。

 

でも、そんな私たちにも、必ず目指したい先はあります。

「お金が欲しい」はもちろんですが、それだけではないような気がする。

儲けることを”最優先”に、できる限り効率的に考えなければいけないという資本主義の暗示が解けかかっているようなこれからに、

 

「今の(これからの)私たちの “本当の欲求” ってなんだろう?」

 

それを考えること、見つけること、その道のりそのものが大きなヒントになるような気がします。

 

ひとつ言える、シンプルな答えとして、

『好きなこと、得意なことに熱中している人ほど、うまくいくような世の中にますます変わっていく』

そう思います。

 

それは、出世して年収をあげるために、残業をして、好きではない仕事を頑張るような

しんどいけれど、そういうものだから。という決まった正解を掴むような欲求よりも、

 

早く帰って好きなこと、得意なことを、

例えば、YouTubeやTikTokなど、

多様な価値観を自由に発信できるからこそ、

「自分の中にある答えを見つける」

そんな”欲求”に間違いなく流れは移り変わっていると思います。

 

だから、目に見えて誰にでも分かるような

顕在化された役に立つこと、メリットがあるモノよりも、

目には見えないけれど、分かる人には分かるような、

潜在的な楽しいこと、共感できること、その体験。

 

そっちの方に「価値を感じるという比重」が傾いてきています。

 

だからこれからは、目には見えなくて、自分自身でも一言では説明できないような

でも、水面の下にドンと存在している氷の塊のような

好きなこと、得意なことに

熱中している、夢中になっている人がどんどん増えていく。

 

少し前は、軽蔑のニュアンスが含まれていたヲタクな人ほど、実は近道を知っているかもしれない。

なにかのヲタクって楽しそうだし、共感されやすい。

人が見えないところまで振り切っているので、話がおもしろい。

 

他人に影響を与えられる、巻き込めるほどの熱量をもって取り組めることがあると

これからはもっと生きやすい。

 

熱中できる自分の答えをもった人は、

その人でなければいけない、

その人だからこそ、といった独自性という武器があるから。

 

これからの私たちの “本当の欲求” を突き詰めると、価値として儲っちゃっている。

 

そんな感じなんだと思う。

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