ゴルフ

ボギー△がいい

全米女子オープンで2人とも日本人がプレーオフを争い優勝しました。

一昨年の全英女子も今年のマスターズも、日本人が勝利してゴルフ界が盛り上がっている気がします。

今日は、ゴルフを通じて学べること。当たり前のルールを見直しながら考えていきます。

(長文、約2500字です)

ゴルフは本当におもしろく感じるのですが、その要素として、

同伴者との勝負、自己スコアとの勝負、

そして、おもしろさの要素のもうひとつは、ゴルフ場、すなわち設計者との勝負があります。

ゴルフの基本は、Par72

Going Out(前半の9ホール)

Coming In(後半の9ホール)

にそれぞれ、

Par4が5つずつ

Par3が2つずつ

Par5が2つずつ

18ゴールを合計、72打であがることができれば、Par Play という美しいルール、その考え方の元でできています。

Par4が基本のゴルフでは、2打でグリーンにオンさせて、

2回のパットで10cmのカップに沈めると4打でPARという基本的なセオリーがあります。

そして、それぞれのホールに、設計した人の意図があります。

ここに打てれば、簡単になる。

ここで欲張ると、ミスしたときに罠が待っている。

そんな、設計者の意図、思惑があります。

それを考えながらラウンドすると、

設計者の思惑に勝てたときの達成感

罠にハマって負けたから、次回、リベンジしたくなったりと、

同じコースを回っても、ゴルフの面白さはより一層に深くなります。

そしてコースは、うまく打てたらフェアウェイがある。

フェアウェイ(fairway)とは、もともと航海用語で「安全な航路」という意味です。

そしてフェアウェイの隣に、ラフ(rough)深い草があり、これは荒っぽい、雑なという意味です。

ここは、フェアウェイより打ちづらくなります。

そして、フェアウェイの外側にある、ラフのさらに外側に、

・バンカーという打ちづらい砂地があったり、

・ウォーターハザードという池があったり(池に入ったら、入ったところから打ち直します)

・林があって、木が邪魔だから打てなかったり、

さらに、それらの外側に、OB(アウトオブバウンズ)という、罰を払って(打数を加算して)打ち直さなければいけないエリアが存在します。

ゴルフにおいて、当たり前のことではあるのですが、

上手にまっすぐ打てれば、フェアウェイという安全航路で、次のショットが打ちやすくなります。

少し曲げてしまったり、上手に打てないと、ラフという荒い雑な草の中で、次のショットは打ちづらくなります。

さらに曲げてしまうと、バンカー、池、林や、OBなど、さらに打ちづらかったり、罰を払わないといけません。

こういったエリアを総じて、『ペナルティエリア』といいます。

ペナルティとは「罰則」のことです。

ゴルフの基本の元、上手に打てないとそれに対して「罰」を払わないといけません。

それをちゃんと考えるまでは、「ペナルティを払う」という認識があまりありませんでした。

ミスショットのあとには、なんとかミスを取り返そう!帳消しにしよう!と考えていました。

林の木を掻い潜って、あわよくばグリーンに乗せてやる。

3打目でグリーンオンして1パットで決めて、PARを取り返してやる!と考えていました。

これは、ミスをしたのに、そのペナルティ(罰)を払わずに、成果を欲しがるということ。

世の中の基本はトレードオフ。なにかを手にするためには、なにかを支払わないといけません。

義務を果たしてこそ、権利を得られる。

まっすぐ打つという義務を果たしたものが、2打目でグリーンにオンができる権利を与えられます。

だから、フェアウェイに打つという義務を果たせていないのに、PARという成果が欲しい。と考えるのは、基本は成り立たない。

それに気づいてから、プレーの感覚も変わりました。

ショットをミスしたら、ペナルティ(罰)を受け入れるようにします。

一旦、PARは諦めて、そこからPAR4(BOGEY4?)と考える。

2打目地点から4打で上がるために、再戦略を練り直します。

そして、さらに、

「ここは、ボギーでいい」

というのは、まだミスを受け入れていない考え方。

ミスをしたくせにおこがましい。

今のレベルなら、本来、PARは十分に嬉しいのだから。

ミスをしたこの時点で、

『ボギー が いい』

と考えるように頭を切り替えるようにしました。

すると、ペナルティを払い、打ちづらい場所にも関わらず、

そこから4打(合計5打)のボギーでホールアウトできた自分を

とても誇らしく感じられるようになりました。

プランAが叶わないかったら、プランBにする。

プランBが成功したことに目を向ける。

ペナルティをひきづらない。さっさと払って、次のプレーに備える。

「あーあ、ボギーだよ」

ではなく、

「よし! ナイス、ボギー!!」

そうやって切り替える考え方を知ってから、

ゴルフがますます楽しくなって、

スコアもまとまるようになってきました。

自分と向き合えるようになるほど、結果がなぜだかついてくる

仕事も人生も同じかもしれませんが、そんなゴルフは本当に魅力的です。

余談で、僕が、美しいと感じる、

スコア70台(79)をつくるレシピがあります。

それは、

・バーディーをなんとか1個とる

・パーを9個

・ボギーを8個

これで+7オーバーの79です。

ティーショットをミスしてもプランBに変更。そこから4打で上がればボギー

3パットもしてもボギーならOK

そんなナイスボギーが8回までなら許されます。

その代わり、どこかでバーディをひとつはとる攻めを忘れない姿勢。

そう考えると、70台をコンスタントにスコアすることは、途方もない偉業ではないなと感じられるようになってきました。

ボギーがいいと思えると、ゴルフが楽になります。

ゴルフが楽になると、人生が楽になる。。かもしれません。

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